SHINKO MUSIC クリスマス・ソング特集

今年もクリスマスの時期が近づいてまいりました。

 

店には煌びやかなイベント・グッズが並び、テレビで、ラジオで、街中で…いたるところでクリスマス・ソングが流れてくる頃です。

 

毎年訪れるシーズンではありますが、こういった曲を聴くたびにたまらなく懐かしい気分になって心躍る方も多いはず。

 

今回はそれにちなんで、弊社管理楽曲を中心とするクリスマス・ソングをご紹介いたしましょう。

 

定番曲から意外なアーティストによる隠れた名曲まで、最後までお楽しみいただけますと幸いです。

 

 

漣健児が訳詞を手がけた有名曲

 

漣健児(本名:草野昌一)は、様々な洋楽の日本語歌詞を世に送り出しました。代表作としては、坂本九「ステキなタイミング」、飯田久彦「ルイジアナ・ママ」、中尾ミエ「可愛いベイビー」、ザ・カーナビーツ「オブラディ・オブラダ」などがあります。

 

クリスマス・ソングに関しては、「ママがサンタにキッスをした」「ジングルベル」「ウィンター・ワンダーランド」「サンタクロースは今夜くるよ」のほか、 “漣健児”以前に“新田宣夫”名義で発表した「サンタが町にやってくる」「赤鼻のトナカイ」が広く知られています。

 

 

「ママがサンタにキッスをした」原曲:「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」(1952年)

 

トミー・コーナーによる作詞・作曲で、オリジナルは1952年のジミー・ボイドによる作品。現在ではジャクソン5によるカヴァーが最も有名です。

 

日本語版での歌唱では、NOKKOによる2013年の作品などが挙げられます。

 

 

「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」/JACKSON 5

 

 

「ママがサンタにキッスをした」/NOKKO

 

 

「ジングルベル」/原曲:「Jingle Bells」(1857年)

 

ジェームズ・ロード・ピアポントによる作詞・作曲。当初は「One Horse Open Sleigh」という題名でしたが、人気曲となったのちに「Jingle Bells」と改題し、こちらのタイトルが世界中に広まりました。もともとはクリスマスの曲ではなく、サンクスギビングデー(感謝祭)を祝うために書かれたものなのだとか。

 

日本語訳ヴァージョンは10曲以上存在し、漣健児による訳詞では、史上最年少ジャズ歌手として当時話題になった後藤久美子の作品(1962年発表)が挙げられます。

 

 

「ジングル ベル」/後藤久美子

 

 

■「ウィンター・ワンダーランド(すてきな雪景色)」/原曲:「Winter Wonderland」(1934年)

 

フェリックス・バーナード作曲、リチャード・バーナード・スミス作詞。
オリジナルはリチャード・ヒンバーによる1934年の作品で、これまでに200以上のアーティストにカヴァーされています。

 

漣健児による日本語訳ヴァージョンは、1964年のNHK『みんなのうた』でも放送され、現在も著名な童謡の1つとして長く愛されています。

 

 

「ウィンター・ワンダーランド(すてきな雪景色)」/タンポポ児童合唱団

 

 

 

意外なあのバンドによるクリスマス・ソング

クリスマスの曲といえば、シャンシャンと鳴るスレイベルや、カーンコーンというチューブラーベルの音が用いられることが多く、明るい雰囲気のコード進行で優雅なストリングス&ブラス・アレンジの施された作品が定番となっています。

 

しかしながら、そんなクリスマス・ソングの概念をひっくり返してしまうような、意外なロック・バンドによる楽曲も多く存在します。弊社管理楽曲からは、こちらの4曲をご紹介いたしましょう。

 

 

■ チープ・トリック「Christmas Christmas」/収録アルバム『CHRISTMAS CHRISTMAS』(2017年)

 

2017年にリリースされたクリスマス・アルバムからの1曲です。収録楽曲のほとんどがカヴァーである中、こちらの「Christmas Christmas」は完全オリジナル作。

 

典型的なクリスマスのイメージが取り払われた、ロック・サウンド全開の爽快なパワフル・ナンバーです。

 

 

 

■ プロコル・ハルム「A Christmas Camel」/収録アルバム『PROCOL HARUM』(1967年)

 

プロコル・ハルムのデビュー・アルバムに収録。ゲイリー・ブルッカーのソウルフルな歌声と、ピアノ&オルガンの華麗なアンサンブルが、R&Bとクラシックを融合させたかのようなバンド独自の世界観を創出しています。

 

 

 

■ ザ・フー「Christmas」/収録アルバム『TOMMY』(1969年)

 

三重苦の少年トミーを主人公としたコンセプト・アルバムであり、“ロック・オペラ”というジャンルを確立させた『TOMMY』に収録。自身の境遇によってクリスマスの楽しみを知らないトミーを両親が嘆き悲しむ…といった内容でありながら、曲調は陽気で躍動的な雰囲気をまとっているという、独特のコントラストが印象深い1曲です。

 

 

 

■ ザ・ベンチャーズ「Jingle Bell Rock」/収録アルバム『THE VENTURES IN CHRISTMAS』(1965年)

 

サーフ・ミュージック界の大御所であり、夏のイメージが強いベンチャーズではありますが、意外なことにクリスマス・アルバムもリリースしています。その収録曲「Jingle Bell Rock」は、クリスマスらしい高揚感のあるメロディーやスレイベルの音色を採り入れながらも、彼ららしい軽快なギター・フレーズを前面に押し出しています。

 

 

 

さて、ここまでいくつか楽曲をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
実に多彩なクリスマス・ソングが存在することがお分かりいただけたことと思います。

 

 

最後になりますが、「もっと色々な作品を聴きたい!」という方々のために、弊社管理楽曲からクリスマス・ソングを集めたプレイリストを作ってみました。

 

素敵なクリスマス・シーズンのひと時に、どうぞお楽しみくださいませ。

 

 

 

 

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