Nights In White Satin/サテンの夜
作詞・作曲:Justin Hayward
「Nights In White Satin(邦題:サテンの夜)」は、イギリスのロック・バンド:ザ・ムーディー・ブルースの代表的な楽曲です。ギター・ヴォーカルであるジャスティン・ヘイワードの恋愛体験をもとに作られた本作は、1967年11月10日にシングルが発売されると共に、2ndアルバム『DAYS OF FUTURE PASSED』に「The Night」の題名で収録し同時リリースされました。アルバム・ヴァージョンではラストにオーケストラや「Late Lament」というオリジナルの詩が詠まれる展開が加えられています。
■「The Night」/THE MOODY BLUES(1967年)
アルバム『DAYS OF FUTURE PASSED』に収録されたフル・ヴァージョン。「Late Lament」の詩を書いたのはバンドのドラマーであるグレアム・エッジで、朗読はキーボーディストのマイク・ピンダーが担当している。オーケストラはロンドン・フェスティバル管弦楽団による演奏。
1967年に本作がリリースされた当時は大ヒットにはいたらなかったものの、1972年にシングルが再発されると、アメリカのビルボードホット100にて2週連続2位を記録。同国で100万枚以上を売り上げ、ゴールドディスクにも認定されました。カナダやイギリスでも続々ヒットし、1999年にはグラミーの殿堂入りを果たします。CMや映画でも取り上げられるようになり、カヴァー・ソングも多く生まれました。
■「Nights In White Satin」/THE DICKIES(1979年)
米国ロサンゼルスのパンク・バンド:ザ・ディッキーズによるカヴァーで、1979年リリースのアルバム『DAWN OF THE DICKIES』に収録されている。彼ららしい疾走感あるパンキッシュなアレンジが爽快で、MVにおけるユニークな衣装とエネルギッシュなパフォーマンスにも注目だ。
■「サテンの夜」/エディ藩(1982年)
横浜出身のグループ・サウンズ:ザ・ゴールデン・カップスのギタリストとして知られる、エディ藩によるカヴァー・ヴァージョン。1982年発表のソロ・アルバム『BLUE JADE』に収録。哀愁漂う歌唱と煌びやかなキーボード、終盤における熱いギターソロが印象深い。
■「Nights In White Satin」/SANDRA(1995年)
アラベスクの元メンバーでもあるドイツのポップ歌手:サンドラのカヴァー。アルバム『FADING SHADES』(1995年)に収録されている。ダンスポップを下地とした神秘的な曲調で、MVはタージマハルと思しき建造物を舞台としたエキゾチックな世界観。
■「Nights In White Satin」/Glenn Hughes(2005年)
70年代にディープ・パープルのヴォーカリストとして活躍したことでも有名な、グレン・ヒューズによるカヴァー。2005年公開のアクション映画『ステルス』の挿入歌として発表された本作は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ&チャド・スミスが参加している。
■「Nights In White Satin」/IL DIVO(2006年)
クラシックの声楽でポップを歌う、通称”ポペラ”(ポップ+オペラ)をコンセプトに掲げるイギリスの4人組グループ:イル・ディーヴォ。彼らのカヴァーではイタリア語で歌唱されており、クラシカル&オペラティックな曲調が全面的にフィーチュアされている。アルバム『SIEMPRE』(2006年)に収録。
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