I Saw Mommy Kissing Santa Claus/ママがサンタにキスをした

作詞・作曲:Tommie Connor

クリスマス・ソングの人気曲「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」は、1952年にアメリカのシンガー:ジミー・ボイドによって初めてレコーディングされました。当時13歳という若さのジミーがリリースした本作は、発売初週に250万枚以上のセールスを達成し、同年にビルボードのポップ・シングル・チャートで1位を獲得。翌年にはイギリスのシングル・チャートでも第3位にランクインしました。

歌詞は、クリスマスの日に母親がサンタクロースにキスしているのを目撃し、そのサンタの正体が父親であることを知らずにいる子供の目線で語られています。ジミーによるオリジナル版ではゆったりした曲調に大人びた歌唱が特徴ですが、世界的に特に有名なジャクソン5のカヴァーにおいては、幼き頃のマイケル・ジャクソンによる無邪気にはしゃぐようなセリフが多く取り入れられています。

■「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」/JACKSON 5(1970年)

当時12歳のマイケル・ジャクソンがリード・ヴォーカルを務める、ジャクソン5によるカヴァー。1970年発表の『CHRISTMAS ALBUM』に収録されている。マイケルの才能を実感させる伸びやかで突き抜けるようなハイトーン・ヴォイスが、序盤から耳をとらえて離さない。

そのほか、ザ・ロネッツやエイミー・ワインハウス、日本ではNOKKOといったアーティストにもカヴァーされています。ちなみにNOKKOのヴァージョンでは、数々の60年代アメリカン・ポップスを国内に広めた人物:漣健児の訳詞が採用されており、同氏は「赤鼻のトナカイ」「サンタが町にやってくる」「ウィンター・ワンダーランド」を手がけたことでも有名です。

■「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」/THE RONETTES(1962年)

名プロデューサー:フィル・スペクターが手がけたことでも知られる3人組グループ、ザ・ロネッツによるカヴァー。リード・シンガーであるロニー・スペクターの特徴的な歌声と、優雅なストリングス&コーラス、高揚感のあるブラス・アレンジやリズム・セクションが織りなす、ゴージャスなサウンド・メイキングとなっている。

■「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」/AMY WINEHOUSE(2020年)

2011年に27歳という若さで逝去した、稀代のイギリス人シンガーソングライター:エイミー・ワインハウスのカヴァー(楽曲リリースは2020年)。ロニー・スペクターに多大な影響を受けたというスタイルを持つ彼女ならではの、先述のロネッツ・ヴァージョンを彷彿とするパワフルな歌唱が特徴である。

■「ママがサンタにキスをした」/NOKKO(2013年)

レベッカのヴォーカリストであり、ソロとしても活躍しているNOKKOによる日本語詞カヴァー。軽快なリズムと煌びやかなオーケストラの掛け合わせが心躍るアレンジで、滑らかな語感の歌唱も深く耳に残る。2013年リリースのクリスマス・アルバム『もうすぐクリスマス』に収録。

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