Fly Me To The Moon/フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

原題: FLY ME TO THE MOON (IN OTHER WORDS)
タイトル: フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
著作者: Bart Howard バート・ハワード (1915 – 2004)
リリース: 1954年
出版社: PALM VALLEY MUSIC, LLC / TROエセックス・ジャパン
楽曲概要:
著作者であるバートハワード(Bart Howard)は、1915年生まれのアイオワ州バーリントン出身、1937年ニューヨークに移り、翌年イギリス出身のMabel Mercerと出会いました。彼女はハワード初期の楽曲の歌い手となります。第二次世界大戦が終わり、4年間彼女の伴奏者を務めた後、彼はニューヨークでも有名なナイトクラブ・ブルーエンジェルでピアニスト・司会者として8年間(1952-1960)務めました。FLY ME TO THE MOONはそんな時期に制作された楽曲です。

楽曲の最初のタイトルは「In Other Words」でしたが、初期の歌い手の一人であるペギー・リーの提案で、1960年にタイトルが「Fly Me To The Moon」に正式に変更されました。今でもFLY ME TO THE MOON (IN OTHER WORDS)と表記されるのはそのためです。

1962年には、作曲家のJoe Harnellが、オリジナルの3/4拍子を4/4拍子のボサノヴァ調に変えたものを発表し、ビルボードチャートに13週間連続ノミネートされ、一般的に知られるようになりました。

最も有名なのは1964年のフランクシナトラのカバーで、1969年初の月面着陸を行った宇宙船・アポロ11号にも持ち込まれ、「宇宙で初めて流れた曲」にもなっています。その他、Tony Bennett・Oscar Petersonなど、何千人もの有名アーティストがカバーしています。

日本では1990年代を代表するアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」テレビ放送のエンディング曲として、複数のバージョンで放送され、幅広い世代に知られるようになりました。

1999年には、アメリカでソングライターの殿堂入り「Songwriters’ Hall of Fame Towering Song of The Year」を果たしました。