Baba O’Riley/ババ・オライリィ
作詞・作曲:Pete Townshend
「Baba O’Riley」は1971年に発表されたザ・フーの代表曲で、5作目のアルバム『WHO’S NEXT』(1971年)に収録されたのち、ヨーロッパ諸国でシングル・リリースされました。
作詞・作曲は、バンドのほとんどの作品を手がけているピート・タウンゼント(Gt.)が担当。タイトルは彼が傾倒しているインドの導師ミハー・ババと、アメリカの作曲家テリー・ライリーの名前を組み合わせたものとなっています。
イントロの煌びやかで神秘的なシンセサイザーもピート自身によるものですが、そのサウンドや旋法はテリーからの影響が大きく、テクノポップの先駆けともいえるプログレッシヴなアプローチとなっています。
また本作は、ローリングストーン誌が選ぶ「オールタイム・グレイテスト・ソング500」に選出されており、アメリカでは『バグズ・ライフ』『CSI:ニューヨーク』といった著名な映像作品に多数起用。
MR. BIGやパール・ジャム、ブルーマン・グループといった世界的アーティストのライヴでもカヴァーされ、2012年のロンドン・オリンピック閉会式では本人たちによる生演奏が披露されたりと、音楽の歴史における多大な影響力を持つ作品として確固たる地位を確立しています。
■「Baba O’Riley」/MR. BIG(1992年)
アメリカを代表するモンスター・バンド、MR. BIGによるカヴァー。ポール・ギルバートのタイトなギター・リフでイントロの印象的なシンセフレーズが奏でられ、ヘヴィなバンド・サウンドが展開されていく。爽やかで溌溂とした歌声を聴かせるエリック・マーティンに加え、中盤のワンフレーズではポールによる歌唱も。
■「Baba O’Riley」/PEARL JAM(2003年)
アメリカのグランジ・バンド、パールジャムが2003年のニューヨーク公演で披露したカヴァー。イントロのフレーズはMR. BIG同様にギター・リフで再現されているのが特徴だ。本家を彷彿とさせるエネルギッシュ&アグレッシヴなステージ・パフォーマンスに、観客たちも飛び跳ね湧き上がっている。
■「Baba O’Riley」/BLUE MAN GROUP(2008年)
独創的なステージングで世界的人気を誇るパフォーマンス集団、ブルーマン・グループによるカヴァー。メンバーの3人中2人がオリジナルの打楽器を駆使してメインフレーズを奏でつつ、残る1人が大きなバチでピアノの弦をたたいて伴奏を行なう。終盤のブルーマン&サポート・ドラマーの打楽器勢による大迫力のパフォーマンスも見ものだ。
↓楽曲利用に関するお問い合わせは是非こちらまで!!
■株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント
TEL:03-3292-2865
MAIL:song@shinkomusicsong.com