Air Mail Special/エア・メール・スペシャル
作曲:Benny Goodman、Charlie Christian、Jimmy Mundy
「Air Mail Special」(別名:Good Enough To Keep)は1941年にベニー・グッドマン、ジミー・マンディ、チャーリー・クリスチャンによって作られたジャズ・スタンダード・ナンバーです。作曲クレジットには一般的に上記3人の名前が記載されていますが、厳密にはグッドマン率いる楽団のためにチャーリーが1人で作曲を行ない、ジミーが編曲を担当しました。1957年に発表された、エラ・フィッツジェラルドによるカヴァーがよく知られています。
■「Air Mail Special」/ELLA FITZGERALD(1957年)
アメリカのジャズ・シンガー:エラ・フィッツジェラルドによるカヴァーで、巧みなスキャットで主メロを歌唱している。1957年開催のニューポート・ジャズ・フェスティバルにおける、エラやビリー・ホリデイのライヴの模様を収めたアルバム『ELLA FITZGERALD AND BILLIE HOLIDAY AT NEWPORT』に収録。
■「Air Mail Special」/CHARLIE CHRISTIAN(1941年)
本作の作曲者:チャーリー・クリスチャンのソロ・ギターによるヴァージョン。アルバム『THE GENIUS OF THE ELECTRIC GUITAR』(1939~1941年録音/1987年発表)に収録されている。彼はモダン・ジャズ・ギターの開祖とされ、そのスタイルはリズム楽器としての立ち位置だったギターがリード楽器として着目されるきっかけとなった。
■「Air Mail Special」/LIONEL HAMPTON(1953年)
ベニー・グッドマン楽団のメンバーでもあったヴィブラフォン奏者:ライオネル・ハンプトンによるカヴァー。1953年にリリースされた同名のアルバム『AIR MAIL SPECIAL』では、全編を通してライオネルの超絶華麗なヴィブラフォンパフォーマンスを楽しむことができる。
■「Air Mail Special」/QUINCY JONES(1959年)
ライオネル・ハンプトン楽団にトランペット・プレイヤーとして参加もしていた、アメリカ音楽界の重鎮:クインシー・ジョーンズによるカヴァー。1959年発表のアルバム『THE GREAT WIDE WORLD OF QUINCY JONES』および1961年に発表された同作のライヴ盤に収録されている。
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